誰の手も借りずに個人で活動しているVtuberを、界隈では「個人勢」と呼んでいます。
「個人で活動しているVtuberを応援したい!」
「Vtuberをやろうと思ってるけど、個人で活動しているVtuberの先輩が知りたい!」
このように、Vtuberファンの中には個人勢だけを応援したいという信者が一定数存在しています。
また、オーディションに落ちてしまったけれど、1人のVtuberとして活動したいと考えている方もいらっしゃいます。
今回はそんな方向けに「Vtuberの個人勢にはどんな方がいるのか」をまとめましたので、参考にしてみてください♪
チャンネル登録者数5万人以上に絞ってVtuber個人勢を見てみる
6000人の名簿からVtuber個人勢をすべて書き出すとキリがないため、ここではチャンネル登録者数5万人以上という条件でまとめてみます。
ねこます
Vtuber個人勢で真っ先に頭に浮かぶのは、この方ではないでしょうか?
チャンネル登録者数25万人、バーチャルのじゃろり狐娘Youtuberおじさんこと「ねこます」さんです。
キズナアイさんを筆頭に「ミライアカリ、輝夜月、電脳少女シロ、ねこます」というVtuber界四天王の1人に数えられている方です。
コンビニ店員でありながら、画像モデルである「みここ」の制作、モーションキャプチャ、動画制作などをすべて1人で担当しています。
2017年当時、界隈を席巻していたVtuberのほぼすべてが「企業勢」だったため、ねこますさんの存在は瞬く間に認知されていきました。
名取さな
2018年3月16日に動画投稿を始めた「名取さな」さんは、事務所や企業に属さず、個人勢として活動しているVtuberです。
チャンネル登録者数は2018年11月時点で10万人を達成しており、個人勢としては、ねこます⇒おばあちゃんねる⇒田中のおっさんに次いで、4番目に多い数字です。
生放送を見ていただければ分かる通り、トーク力が他のVtuberよりも優れており、アドリブに対応できる頭のキレの良さを備えています。
名取さなさんが、企業系のVtuberを登録者数でどんどん追い抜いたことによって、界隈では個人Vtuberでも十分に戦っていけることが実証されました。
薬袋カルテ
3人目の紹介は、2018年2月15日、Vtuberブーム真っ只中の時期にデビューを果たした「薬袋カルテ」さんです。「くすりぶくろ」ではなく「みない」と読みます。
薬袋カルテさんは自身のtwitterに寄せられた質問箱に答える過程で、どこの事務所や企業にも属しておらず個人で活動していると明言されています。
睡眠音声のような、独特のぽつぽつした喋り方が癒されるということで、チャンネル登録者数がぐんぐん伸びています。
現在は8万人を超えており、Vtuberランキングにおいて37位を獲得しています。
Youtube事務所UUUMのように、個人で活動しているVtuberを取り入れる動きもあるみたいですが、薬袋カルテさんはあくまで個人として活動を続けていくそうです。
まんさや
まんさやさんはVtuber界でいう「転生組」に分類されます。
転生組というのは、元々は普通の動画投稿主(youtuber)が、モデルを作成しVtuber化することを指します。
まんさやさんがVtuber化したのは2018年11月3日で、登録者数は約7万人いらっしゃいます。
初見の方で上記の数字だけみると、「たった1か月で7万人も増えたの!?」と思われてしまうそうですが、これも転生組ならではのあるあるですね。
まんさやさんといえば、チャンネル登録者数63万人を抱えている「ゲーム実況者KUN」さんの界隈メンバーです。
個人勢か企業勢なのかが不明なVtuber
個人で活動していることが明記されていないけれど、専属企業、事務所に関する情報が一切ないVtuberを下記にまとめてみました。
田中ヒメ&鈴木ヒナ
Vtuberの田中ヒメ&鈴木ヒナさんが、個人で活動しているのか企業の専属なのかについての議論は、5チャンネルやtwitterなどで多くされています。
もし仮に彼女たちが個人で活動しているのであれば、Vtuber界個人勢で一番多いチャンネル登録者数になります。
実際企業勢、個人勢を合わせたVtuberランキングで、にじさんじの看板「月ノ美兔」さんに次いで8位に位置しています。
ただプロフィールや動画を見ていても、サポートしている企業名やENTUM、upd8などといった具体的な事務所名も出てきません。
私の考察では個人もしくは、身内の技術者を囲って動画投稿をしているのではと考えています。
身内の技術者もしくは、外注にモデル・モーションの制作を頼んで、動画制作は個人で行っている説が結構あるのではないかと思っています。
もし仮に企業がプロデュースしているのであれば、その企業が自分たちの名前を隠すメリットがありませんし…
彼女らの裏側がどのようになっているのか、真相は未だにはっきりしませんね…
天神子兎音
2人目は神様という設定で活動しているVtuber「天神子兎音(てんじんことね)」さんです。
主に歌ってみた系の動画や、ゲーム実況などをアップしており、自身のオリジナル曲「フーアーユーなんて言わないで」もリリースしています。
そんな彼女のプロフィールを見る限り、企業のプロデュースや事務所専属などの情報は一切書かれておりません。
こんな可愛い子が1人で、プログラムを組んでモデル・モーション制作をしているのでしょうか…?
あくまで私の主観ですが、天神子兎音さんは個人勢ではないかと思っています。
LINEスタンプやグッズの販売、またYoutube上でオリジナル曲の宣伝広告も流しており、企業の戦略のようなものが見えます。
また、声優の芹澤優さんとの番組「芹澤優のVtuberとあ~そぼっ!」にレギュラー出演しており、個人でできる活動の幅を超えているような気がするのです。
もしかしたら、中の人は声優事務所に所属しており、その事務所が直々にVtuberをプロデュースしているのではないでしょうか?
その場合声優さんとのコラボも簡単にできそうな気がしますし…
Vtuberの個人勢はたくさんいる
2018年11月時点でVtuberの総数は6000を超えています。
この中でチャンネル登録者数が3桁以下のVtuberは約5000人です。
一瞬目を疑うような数字ですが、登録者数1000人ピッタリのVtuberのランキングは1000位です。
そして企業がプロデュースしているVtuberのほぼ全員が上位1000人に含まれています。
企業勢のVtuberが目立っているので、よく個人勢のほうが珍しいと誤解されがちですが、実際は個人勢がVtuberの90%以上を占めています。
上位に君臨するVtuberが企業系のものばかりなので、どうしてもVtuber=企業という認識になりがちなのです。
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